CAESAR II 荷重ケース エディタは、CAESAR II がサポートする様々な配管規格により必要とされる組み合わせ荷重について対応します。
このセクションは、様々な状況において、どの荷重ケースを使用するべきかを記述しています。ここで解説されていない荷重ケースの定義に関するサポートが必要、あるいは解説されている荷重ケースのさらに詳しい説明が必要な場合、ICASの技術サポート caesarii@intergraph.com へ電子メールを送信してください。
B31.1、B31.3、B31.3 Chapter IX、ASME SECT III Class 2 & 3、NAVY 505、B31.4、B31.4 Chapter XI、B31.5、B31.8、B31.9、Canadian Z662、RCC-M C & D、Stoomwezen、CODETI、Norwegian、FDBR、BS 806 配管規格での標準的な荷重ケースは、以下のとおりです:
重量、温度、圧力の状況のための標準的な荷重ケース:
L1 |
W+T1+P1 |
(OPE) |
L2 |
W+P1 |
(SUS) |
L3 |
L1-L2 |
(EXP)* |
* 熱膨張ケースには 荷重ケース (Load Cases) タブで代数和合成方法を使用してください。
配管規格には、運転状態の規格応力評価を行うものと行わないものがあります。規格応力と許容応力を得るために様々な配管規格によって使用される規格式のさらに詳しい情報は、CAESAR II クイックリファレンスガイド を参照してください。
熱膨張荷重は、運転荷重から自重などの持続荷重 (Sustained) を差し引いた結果の組み合わせ荷重ケースです。このため、熱膨張荷重ケースは、他の荷重が認められる以外、配管系の温度の影響に対する変化を表します。非線形拘束 (+Y,-Zのような片方向支持、ギャップのある拘束、その他) あるいは摩擦のような境界条件がある場合、運転ケースと持続ケースの拘束条件が異なる場合があるので、これは重要です。
B31.4 Ch IX, B31.8 Ch VIII 規格, DNV 規格の標準荷重ケース:
L1 |
W+T1+P1 |
(OPE) |
L2 |
W+P1 |
(SUS) |
熱膨張荷重の計算は、これらの配管規格には行われません。
BS7159 規格と UKOOA 配管規格の標準荷重ケース:
L1 |
W+T1+P1 |
(OPE) |
熱膨張荷重あるいは持続応力の計算は、これらの配管規格には行われません。