リベラルな熱膨張許容応力 (Liberal Stress Allowable) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

リベラルな熱膨張許容応力を使用することを示します。多くの配管規格での熱膨張応力に対する許容応力範囲の安全側の公式を CAESAR II は、次の式で計算しています:

f ( 1.25 Sc + .25 Sh )

ユーザーがより合理的な許容応力を指定したいときには、このオプションを選択し、Sh > Sl の場合に Sh と Sl の差を上式の括弧に加算することができます。すなわち:

SA(Liberal) = f[ 1.25 Sc + .25 Sh + ( Sh - Sl) ]

この合理的な許容応力は、荷重ケースとして少なくとも 1つの持続荷重ケースが与えられた場合のみ用いることができます。1つ以上の持続荷重がある場合には、全ての持続荷重ケースでもっとも大きい Sl が使われ、Sh から差し引きます。Sl は個々の要素によって異なるため、許容応力範囲も個々の要素によって異なります。

デフォルトで CAESAR II は 環境設定ファイル (configuration file) での熱膨張許容応力の設定で、この合理的な許容応力を指定できます。新規モデルでは、この環境設定ファイルの設定に従います。このデフォルト設定で熱膨張応力評価を行いたくない場合には、このチェックボックスをクリアします。