荷重時間 (Load Duration) (DSRSS) (sec) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
Search by Category
ヘルプ
CAESAR II Version
12

(適用対象: スペクトル/DSRSS、時刻歴解析)

荷重の計算時間を以下に説明しているように指定します。

スペクトル解析 (Spectrum Analysis)

時刻歴解析では、このパラメータは動的解析を行う時間の長さを秒で指定します。 荷重時間は、接近振動モード基準/時刻歴時間刻み (Closely Spaced Mode Criteria/Time History Time Step) (ms) の設定により、時間刻みで割って解析の積分の総数になります。 CAESAR II の制限は 5000ステップ、あるいはメモリ容量とシステムの大きさによって決定されます。 可能な限り短くして、荷重時間は荷重の作用時間と抽出した低次の周期分を加算した時間をとるのが望ましいでしょう。 これにより、外力の作用時間と自由振動の完全な 1サイクルを足して、その全時間のシステムの応答をシュミレーションすることができます。 この時間以降は、減衰により応答が小さくなります。 たとえば、150 ミリ秒の荷重と最低の抽出振動数が 3Hzであれば、荷重時間は 0.150 + 1/3 で 0.483秒が最小時間となります。

時刻歴解析 (Time History Analysis)

原子力規制ガイドライン (USNRC Regulatory Guide 1.92) で定義されるダブルサム (DERSS) モーダル合成法を用いる応答解析では、このパラメータは地震の継続時間(秒)を示します。 この時間は、実験則からのモード補正係数 (modal correlation coefficients) です。 詳細は、モード合成方法 (Modal Combination Method) (Group/10%/DSRSS/ABS/SRSS) を参照してください。