ZPA (Reg. Guide 1.60/UBC - g's) <or> # 時刻歴解析出力ケース数 (Time History Output Cases) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

(適用対象: スペクトル/1.60/UBC、時刻歴解析)

以下に説明するように、加速後係数または時間出力を指定します。このパラメータは、解析の種類によって異なる機能があります。

基準化された応答スペクトル (Normalized Response Spectra)

定義済みの基準化された応答スペクトルでは、g で示される加速度係数で応答スペクトルがスケーリングされます。たとえば、スペクトル解析が、1.60 (1.60H.5 あるいは 1.60V7) という名称の定義済みスペクトルを用いる場合、CAESAR  II は、USNRC (旧 USAEC) 原子力規制ガイドライン (Regulatory Guide 1.60) に準拠して、地震応答スペクトルを作成します。ガイドラインでは、応答スペクトルの形は次の図の減衰をパラメータとして線図を選ぶことを要求しています。デフォルトの CAESAR II スペクトル名での後ろの番号は、臨界減衰パーセントを示します。たとえば、1.60H.5 は 0.5%、1.60V7 は 7% の減衰を示します。解析で、"UBC"、すなわちUBCSOIL1などの定義済みスペクトルを使う場合には、CAESAR  II は建築構造物規格 (UniformBuilding Code 1991年版) の Table 23-3 から地盤種別に対応した基準化された地震応答スペクトルを使います。原子力規制ガイドライン (Reg Guide 1.60)、建築構造物規格 (UBC) ともに、線図は地盤加速度 ZPA が 1g で基準化されています。実際にはサイトに依存した値を用いることになります。したがって、原子力規制ガイドライン (Regulatory Guide 1.60)、建築構造物規格 (Uniform Building Code) に準拠して適切な ZPA の値を入力します。

時刻歴解析 (Time History Analysis)

時刻歴解析の実行では、この値は荷重ケース (動的荷重と静的/動的の組み合わせ) の結果の時間出力の数を指定します。さらに、CAESAR  II では、ぞれぞれの荷重ケースに対して変位、荷重、応力などの最大の出力値と対応する時間も作成します。出力結果の時間は可能な限り、均等に荷重時間を出力時間で割った値としています。たとえば、荷重時間が 1秒で 5つの出力が要求された場合に、出力結果は 200、400、600、800、1000ミリ秒になります。さらに加えて最大ケースが出力されます。解析の出力される結果は、1つの動的荷重ケースに静的/動的組み合わせ荷重を足し合わせた数に 1つの最大ケースと結果出力数を乗じて、出力結果数を足した数を乗じた数になります。現在の総数の制限は 999です:

(1 + # 静的/動的組み合わせ荷重の数) x (1 + # 出力結果数) £ 999

少なくとも、自動的に作成される最大ケースに加えて 1つの出力ケースが必要です。1つを超える出力ケースは全く必要ありません。なぜならば、最悪ケースは最大ケースを反映しており、時刻歴解析結果のアニメーション表示において、それぞれのステップでの ELEMENT コマンドで個々の結果を得ることができます。