ノズル節点 (Nozzle Node) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
Search by Category
ヘルプ
CAESAR II Version
12

容器側板とノズルの交点における節点番号を指定します。1つの配管要素だけがこの節点に接続しています。この節点には拘束を設けてはいけません。

WRC 297API 650PD 5500 についてノズル要素は容器壁とは直交している必要があります。斜交しているノズル、ラテラルのノズルのモデル化はできます。このモデル化は、容器からの最初のできるだけ短いノズル要素は容器から直交し、局部の剛性が正しい方向性を持つようにしなければなりません。次に、長いノズル要素はノズルの中心線から正しく出ている必要があります。

Custom (カスタム) では、ユーザーがラテラル ノズルまたは、ヒルサイドノズル、容器鏡板上のノズルを直接定義できます。ノズル中心線と容器中心線が最小角度 20度で互いにさまざまな角度にあるかもしれません。ノズル中心線と容器中心線は同一線上にはできません。

ノズル節点番号を入力すると、CAESAR II は節点番号に関する現在の入力データを検索し、外径と肉厚を ノズル外径 (Nozzle Outer Diameter) および ノズル肉厚 (Nozzle Wall Thickness) ボックスに挿入します。

有効なノズル節点は、次の特性を持っています:

  • ノズルには、1つの要素のみが接続していること

  • ノズル節点は拘束されていないこと、かつ、強制変位をどの方向にも持ってないこと

計算されたノズルたわみ性は、自動的に配管系プログラムに拘束点とともに取り込まれます。これは、完全に自動生成されます。CAESAR II はそれぞれのフレキシブルノズルに対して 6個の拘束を設けます。

容器番号が定義されると、その 容器節点 (vessel node) はそれぞれの 6拘束に接続するように働きます。容器ノズルは、上に述べたノズル節点と同じ拘束を受けます。

ノズル節点と容器節点との間に拘束は設定しないでください。CAESAR II では、ノズルたわみ性データとユーザーが作成した剛性をこれらの 2点間にモデル化します。したがって、拘束に剛性を追加するとエラーになってしまいます。