2007年以前の ASME Sect. VIII Div. 2に対する弾性ノズル簡易解析法 (ASME Section VIII Division 2-Elastic Nozzle Simplified Analysis pre-2007) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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CAESAR II
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12
  1. ノズル/圧力容器の接合部における配管荷重の CAESAR II 解析を行います。 WRC 297 たわみ性を用いて、さらに精度の高い荷重を計算することができます。ただし、いくぶん保守的ではなくなります。あるいは、たわみ性を考慮した場合と考慮しない場合の2つ解析を行ってみて感度を検討してみてください。

    この解析から、圧力容器/ノズル接合部の持続荷重、運転荷重、熱膨張荷重が計算されます。

  2. Sect. VIII の許容応力表から Smh と Smc を調べてください。

    Smh は、圧力容器の熱間時の許容応力値で、Smc は圧力容器冷間時の許容応力値です。

  3. CAESAR II から、圧力容器/ノズル接合部における持続荷重での WRC 107 の計算を実行します。計算された応力強さが、< 0.5 Smhであることを確認します。

    この保守的な考え方は、圧力による応力と持続荷重でのモーメントによる応力が一次応力であるとしています。 条件を満足しない場合には、計算応力を詳細に検討してください。

  4. CAESAR II から、圧力容器/ノズル接合部における運転荷重でのWRC 107の計算を実行します。計算された応力強さが、 < Smh + Smcであることを確認します。

  5. CAESAR II から、圧力容器/ノズル接合部における熱膨張荷重でのWRC 107の計算を実行します。計算された応力強さが、 < Smh + Smcであることを確認します。

いずれの判定かで不合格の場合は、前に記述した ASME Section VIII Division 2 の規定通りの接合部の総合的な解析を行ってください。 詳細は ASME Section VIII Division 2 - Elastic Analysis of Nozzle Comprehensive Analysis を参照してください。