地盤モデル (Soil Models) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
12

次に示す地盤分布剛性と上限荷重を推定する手順は、特定のサイトにおける条件に適合する詳細なデータや手法がない場合にのみ使われるべきものです。

ソフトウェアでの地盤拘束モデリングのアルゴリズムは、次を基準にしています:

  • CAESAR II 基本モデル (CAESAR II Basic Model)

    “Stress Analysis Methods for Underground Pipelines (埋設管の応力解析)” L.C. Peng が 1978年 Pipeline Industry に発行。詳細は、CAESAR II 基本モデル (CAESAR II Basic Model) を参照してください。

  • 米国ライフライン連合 地盤モデル (American Lifelines Alliance)

    "Appendix B: Soil Spring Representation (地盤ばねの定式化)" American Lifelines Alliance による Guidelines for the Design of Buried Steel Pipe (埋設鋼管設計ガイド) より (http://www.americanlifelinesalliance.org/pdf/Update061305.pdf)。詳細は、米国ライフライン連合 地盤モデル (American Lifelines Alliance Soil Model) を参照してください。

地盤支持は、初期剛性、上限荷重と降伏ばねを持つバイリニア型のばねでモデル化されます。通常、降伏ばねは、ゼロ近くに設定されます。すなわち、地盤が上限荷重に達すると、変形が進んでもさらに荷重の増加はないとしています。軸方向と並進方向の上限荷重が、埋設管の解析で計算すべき荷重です。多くの研究者が、水平方向、鉛直上方向、鉛直下方向の荷重の差について研究していますが、提案された地盤特性と手法の差を考慮した場合に、この差はあまり妥当ではありません。

ソフトウェアでは、特定のプロジェクトに合わせて、これらの値をユーザーが直接入力できます。

軸方向と水平方向の上限荷重が決まると、上限荷重を降伏変位で除して、それらの方向の剛性が決定されます。研究者は、降伏変位が埋設深さと配管外径に相関があるとしています。上限荷重と剛性は配管長さ当たりの荷重として計算されます。

関連項目

基本地盤モデラ― (Basic Soil Modeler) ダイアログ