データの修正と詳細 (Data Modification and Details) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

Intergraph PDS データの変換が完了すると、CAESAR II のバイナリの入力ファイルを開くことができます。 次のような修正と追加を行ってください:

  • 材料特性を指定します。 材料のマッピングファイルが用意されていなければ、材料番号 1 (Material 1) となります。

  • 温度と圧力を指定します。 温度/圧力のセットは、T1、T2、T3とP1、P2の順で設定します。

  • 継手の種類を指定します。 補強なし分岐管が仮定されます。

  • 拘束条件の詳細を指定します。 デフォルトでは、固定と両方向サポートがインターフェイスで設定されます。 正確な拘束条件を変換したい場合には、PDS で CAESAR II の拘束条件インジケータを作成できるように設定する必要があります。 拘束条件インジケータは、完全なニュートラルファイル インターフェイスの 追加説明 (Additional Notes) で解説しています。この内容は、本章の後ろにあります。 これらの拘束条件の値は、ニュートラルファイルの HA Field 7 に入れてください。

  • 流体の密度は CAESAR II に変換できます。 この密度の値は、ニュートラルファイルの Field 7 に入れます。 密度の値は、CAESAR II の単位ファイルの密度と同じ単位で定義してください。重力加速度の単位ではありません。

  • 他の荷重を指定します。 剛体要素の重量は、CAESAR II に種類 3W, 4W, AV, RB, VA で変換できます。 これらの要素の重量を変換するために、重量値は Field 8 に設定してください。

  • 断熱材の厚さと密度を CAESAR II に変換できます。 厚さと密度は Fields 9 と 10 に指定してください。

さらに、インターフェイスによって作成されたログファイルで、エラーを確認してください。 インターフェイスは要素を並び替えますので、それぞれの要素の外径と肉厚を確認してください。 Intergraph ニュートラルファイルの構成の仕方によって、インターフェイスの仮定が正しくない場合もあり、作成された CAESAR II 入力ファイルの修正が必要になる場合があります。

インターフェイスで大きな問題があると、処理が中断されて、CAESAR II 入力ファイルは生成されません。 この場合は、Intergraph CAS サポートに問合せてください。

必要であれば、ユーザーは Intergraph ニュートラル ファイルの材料指定を標準の CAESAR II 材料に関係付けた材料マッピングファイルを定義できます。 このファイルは、PDS_MAT.MAP という名称で作成し、CAESAR II プログラムディレクトリーの \SYSTEM フォルダーに置きます。 このマッピングファイルは、1行に 2つのフィールドを持ちます。 Field 1 は 16文字の PDS 材料名で、ニュートラルファイルに出力されます。 Field 2 は PDS 材料名に対応する CAESAR II の材料番号です。 これらの値は、どちらも小数点を含まないようにしてください。 値は 17桁から 21桁になります。