CAESAR II Version 6.10 変更と機能追加 (2013/10) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12
  • ASME B31.1, B31.3, B31.8, B31.9, Z662 の配管規格情報を更新しました。

  • Smart 3D から CAESAR II へのインターフェイス (PCF) の機能強化と改良を行いました。(この機能は Version 5.31でも有効です。)

  • 配管入力 (Piping Input) 処理に処理が早く、対話式、オンデマンドで柔軟性のある アドバンスド PCF (APCF) インポート と呼ばれる PCF インターフェイスを追加しました。APCF Import ダイアログで、Intergraph社の SmartPlant 3D のような設計ソフトウェアからのモデルインポートを迅速にでき、作業時間やエラーを低減できます。(APCF Import は Version 5.31 でも有効です。)

  • SmartPlant 3D (S3D)/SmartPlant Review (SPR) グラフィックス環境 (VUE file) のインポートを追加しました。フィルター機能もあり、CAESAR II 入力画面で配管応力解析者が背景として利用可能です。この VUE ファイルは SmartPlant Review からも出力できます。

  • CAESAR II データ転送ウィザード (Data Export Wizard) で対応する ODBC Microsoft Access フォーマットを更新しました。これにより、解析結果を S3D や SPR と双方向にやり取りできます。

    • 改訂番号 (revision number) やラインナンバーを保存するオプションを追加

    • 拘束条件の一覧 (Restraint Summary) 機能を追加

    • 指定されたユーザー定義の荷重ケース名を保存

    • データベース作成の際のユーザー操作を簡略化

  • ブロック操作に要素の並びを反転または変更する機能を追加しました。

    • 逆順 (Invert) _ は選択したグループ内の1つ以上の要素の並び、および節点番号を反転します。

    • 並びを変更 (Change Sequence) _ は、1つ以上の要素ブロックを CAESAR II モデルの他の位置に移動、または再配置します。

  • モデル入力と編集に際して操作性を改善しました。

    • ラインナンバーで節点のグループを指定して 番号付け替え (Renumber) _ を行うようなブロック操作を追加

    • グラフィックス上で選択した要素の番号を付け替える機能を追加

    • 番号付け替え (Renumber) 操作後の境界節点を再付番する機能を追加

    • ジョブごとにラインナンバーの色設定を記録するオプションを追加

    • SHIFT + ウィンドウをクリックで、ウィンドウを非選択にする機能を追加

    • 入力あるいは出力のグラフィックスで、注釈 (annotation) の編集・削除機能を追加

  • パフォーマンスや機能の向上のため以下を行いました。

    • Personal Isogen モジュールを Personal ISOGEN 2012 R1 (8.1) に更新

    • CAESAR II 3D グラフィックスエンジンを更新

  • ASME NQA-1 を用いた開発の標準化を継続しています。

  • 以下について日本向けにローカライズしました:

    • ユーザインターフェイス (静的解析モジュール) とドキュメントを日本語化

    • 日本の高圧ガス設備等耐震設計基準 KHK Level 1 を追加

    • 三菱長崎機工 (Mitsubishi)、山下製作所 (Yamashita)、三和テッキ (Sanwa Tekki)、Techno社のスプリングハンガー データベースを追加

  • 状況に応じたコンテキスト ヘルプ (F1) やタスク指向の情報を追加したドキュメントの更新および強化を行いました。

  • CAESAR II メインメニューを Office 2010 リボンインターフェイスに更新しました。

  • 配管エラーチェック (Piping Error checker, PIERCK.EXE) で用いる許容応力の複製方法を変更しました。(CAESAR II 2011 R1 Version 5.30.02, 110830 build で対応済み)

  • 配管規格 PD 8010-2 での From end における曲げ応力計算を修正しました。To end の代わりに From end のSIFを用いるようにしました。(CAESAR II 2011 R1 Version 5.30.02, 110830 build で対応済み)

  • CODETI 曲がり管の形状についての面内/面外の応力集中係数 SIF の使い方を修正しました。(CAESAR II 2011 R1 Version 5.30.04, 120525 build で対応済み)

  • 曲げ荷重について、正方向と負方向を考慮した PD 8010-2 の等価応力計算を修正しました。(CAESAR II 2011 R1 Version 5.30.04, 120525 build で対応済み)

  • 材料の Wc Sy に関して、次の要素に引き継ぐための複製作業の方法を改良しました。

  • 補強ティーの異径継手で、原子力配管規格クラス NC/ND の応力指数の計算を修正しました。

  • リフラクトリーライニングが入力された要素動的解析における質量マトリックスの計算を修正しました。

  • CODETI 配管規格の SIF 計算に腐れ代の考慮事項を追加しました。

  • 配管規格 B31.9 2011 Edition 更新に対応しました。

  • 配管規格 B31.8 2010 Edition 更新に対応しました。Chapter VIII の円周方向応力の変更を含みます。

  • 配管規格 B31.3 2010 Edition 更新に対応しました。改訂内容は次の通りです:

    • 持続荷重 (SUS) に対する長手方向応力計算を修正しました。これは以前のバージョンでは、オプションであった ASME Code Case 178 による計算でした。

    • 2つの新しい応力指数 (It, Ia) を入力値として追加しました。ソフトウェアはこれらの指数値を新しい持続荷重と短期荷重に対する応力計算で用います。

    • 持続荷重と短期荷重ケースに対して、対応する運転温度の許容応力で計算することができるようになりました。ソフトウェアの Sh の最小値をデフォルト値としますが、対応する Sh を選択できます。

    • Appendix P の降伏点と引っ張り強さの比 (Sy/St) に基づく新しい低減オプションを含む運転範囲ケースに対応できるよう CAESAR II で許容値を変更しました。

    • Appendix A にしたがって、材料特性を更新しました。

    • すみ肉溶接とソケット溶接の SIF の計算式を更新しました。

    • 荷重範囲ケースでの Sc の決定方法を修正しました。