剛体サポート変換変位基準 (Rigid Support Displacement Criteria) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

スプリングハンガーとして設計するための最小のトラベルを指定します。これは、スプリングハンガーの代わりに剛なハンガーロッドで代用できるかを経済設計の観点からチェックする機能です。

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • in

  • mm

  • cm

ハンガー設計アルゴリズムが最初に拘束重量ケースを実行します。この荷重ケースではハンガーによる支持荷重を計算します。ハンガー支持荷重が決まると、ハンガー支持荷重を含む運転荷重ケースが実行され、ハンガー位置でのトラベル量が決まります。算出されたトラベル量が剛とする拘束での 剛体サポート変換変位基準 (Rigid Support Displacement Criteria) 以下であれば、スプリングハンガーに代わって剛な Y拘束が選択されます。

拘束での 剛体サポート変換変位基準 (Rigid Support Displacement Criteria) ボックスが空白またはゼロの場合、この判定基準は適用されません。

標準的な値は 0.1 in. です。

剛体ロッドハンガーの代わりに片方向拘束の方が妥当な場合があります。剛体ロッドハンガーは両方向に拘束します。配管が上方向に移動するような場合にはロッドハンガーは少しばかり曲がるだけで、実際には作用しない大きな荷重が計算されてしまいます。このような状態にあるときには、CAESAR II が選択した剛体ロッドハンガーを、ユーザーが片方向拘束に直してハンガー設計を再実行してください。

非常に剛な部分がある配管系では、剛体ロッドハンガーに置き換えないでください。接続している回転機器、あるいは容器のノズル荷重を小さくするためです。