継手情報 (Component Information) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

ベンド、剛体要素、伸縮継手、分岐などの継手に必要とされる追加情報を指定します。基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログの適用するコンポーネントのチェックボックスをダブルクリックして、このオプションを選択するか、クリアします。

ベンド (Bend)

ベンド、エルボ、マイタージョイントの場合は、ベンド (Bend) をダブルクリックします。画面の右手に補助パネルが表示されます。CAESAR II は、通常3つの節点をベンドに登録します。ベンドのnear (入口)、mid (中心)、far (出口) の節点です。詳細は、ベンド (Bend) を参照してください。

剛体 (Rigid)

接続する直管と比べて非常に剛な要素、たとえばフランジ継手や弁のような場合には、剛体 (Rigid) をダブルクリックします。表示された補助パネルで、重量を補正するための追加データを入力します。詳細は、剛体 (Rigid) を参照してください。

剛な要素に対して、CAESAR II では次のような規則を適用します:

  • 剛体要素の重量がゼロ以外の値で入力された場合、CAESAR II は、断熱材および流体といった外部重量を考慮します。ソフトウェアは剛体の重量値に外部重量を加算します。

  • ゼロ以外の剛体重量に加算される流体の重量は、直管の長さに等しい重量となります。加算される断熱材の重量は、直管の長さに等しい重量の1.75倍となります。

  • 剛体要素の重量がゼロまたはブランクの場合、CAESAR II は要素が実際の配管要素ではなく見せかけの要素であるとみなします。この場合、断熱材あるいは流体の重量は考慮されません。

  • 剛体要素の剛性は、外径と肉厚とに相関を持たせています。剛体要素として入力される外径に注意してください。

伸縮継手 (Expansion Joint)

伸縮継手の場合、伸縮継手 (Expansion Joint) をダブルクリックします。表示された補助パネルで、ばね定数と有効径を入力します。詳細は、伸縮継手 (Expansion Joints) を参照してください。

伸縮継手は長さがゼロですべてのばねが 1点に働くようにモデル化される場合と、長さを持ち、ばねがその長さにわたって均一に作用するようにモデル化される場合があります。1点のケースでは、すべてのばねを入力する必要があります。均一のケースでは、並進方向か回転ばねのいずれかを省略しなければなりません。

SIFと分岐 (SIF & Tees)

特別な応力集中係数 (SIF) を持つ要素の場合、SIFと分岐 (SIF & Tees) をダブルクリックします。CAESAR II は各コンポーネントの係数を自動的に計算します。詳細は、SIFと分岐 (SIFs & Tees) を参照してください。

ベンド、剛体、伸縮継手はお互いに重複することはありません。詳細は、剛体 (Rigid) および 伸縮継手 (Expansion Joints) を参照してください。