Mexico 風荷重規格のオプションを指定します。
設計風荷重速度 (Design Wind Speed)
Paragraph 4.6.2, Isotach Maps (気象等風速線マップ) に従います。地域風速 (Regional Velocity) (VR)、風速 VR は、その国のある地域での再帰発生周期からの最大平均風速です。
気象等風速線マップは、異なる再帰発生周期についてこの節で示されており、Table I.1の Category 2 での平坦な地形にある床面から10mの高さにおける均質な条件での風速となります。ここでは、局地的な地形の粗さや特定の施設のトポグラフィーは考慮されていません。したがって、3秒ガストに関連する風速、また沿岸部のハリケーンでの風についての可能性は別途考慮します。
地域的な風速 VR は、建物の置かれる施設の地形的な位置を考慮して決定されます。
Figures I.1 から I.4 に気象等風速線マップが示されています。これらは200、50、10年の再帰発生周期に対応しています。
構造物の重要度 (Para. 4.3) は、耐風設計で考慮すべき再帰周期によっています。このことから、グループA、B、Cでは、200、50、10年の再帰発生周期のそれぞれに関連しています。地域的な風速を得るには、建物の属するグループに対応する再帰発生周期からこの図で個別に見出すことができます。Ayudas de Dise O の Tomo III の表で主な都市が示されており、異なる再帰発生周期に対する地域的な風速を得ることができます。
構造分類 (Structural Classification)
構造分類を指定します。
クラス |
説明 |
---|---|
A |
風の影響を受ける単独の構造物要素のそれぞれに対して 水平、あるいは鉛直の長さが 20m未満の構造物 |
B |
水平、あるいは鉛直の長さが 20m から 50m の構造物 |
C |
水平、あるいは鉛直の長さが 50m より大きな構造物 |
地域分類 (Terrain Category)
地盤と粗さに基づいて Table I.1 に定義されます。
分類 (Category) |
説明 |
---|---|
1 |
ほとんど滑らかな、障害物のない開放地形。 |
2 |
わずかに障害物のある平坦な起伏のある地盤。 |
3 |
多くの障害物が狭い空間に存在する地形。 |
4 |
大きな、背の高い、狭い空間に障害物のある地形。 |
地形係数 (Topographic Factor) (Ft) (Paragraph 4.5.4)
この係数は、構造物のある局所的な地形の影響を考慮するものです。たとえば、地形の外縁部の全般的なレベルに関して著しい高さがある丘陵にある場合、丘の上にある場合、山の上にある場合などでは、風は加速され局所的に大きくなります。
減衰係数 (Damping Factor) (Zeta)
一般的には、0.01 となります。
ストローハル数 (Strouhal Number) (St)
ストローハル数は無次元の値で、円形に対して 0.2、矩形に対しては 0.14 になります。
気圧と高さ (Barometric Height) (Omega)
一般的な単位 (ユーザーの単位系による):
-
ft
-
m
-
mm
以下の表のように、気圧を mm Hg で示します:
高さ (Height) |
気圧 (Barometric Pressure) (mm Hg) |
---|---|
0 |
760 |
500 |
720 |
1000 |
675 |
1500 |
635 |
2000 |
600 |
2500 |
565 |
3000 |
530 |
3500 |
495 |
雰囲気温度 (Ambient Temperature)
雰囲気温度を摂氏で示します。
振動数 (Frequency)
基本振動数の時間間隔を Hz で指定します。