集中質量 (Lumped Masses) タブ - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

このタブは 動的解析 (Dynamic Analysis) ウィンドウのどの 解析種類 (Analysis Type) を選択しても表示されます。

モデルに質量を追加または削除します。

静的解析ではあまり重要ではなかった付加質量、たとえば、フランジ継手の重量などを入力できます。また、下方向に作用する集中荷重としてモデル化された重量を追加できます。CAESAR II では、質量に働く重力方向に働く集中荷重を質量とは扱いません。

計算を節約するために静的解析モデルから質量を除いてもかまいません。自由度の削除と同じになります。配管系の動的荷重による応答が特定の部分に分離されている場合、他の部分は質量を削除することでモデルから除くことが可能です。質量は、3つの全体座標系のいずれかの方向に対して自由度を削除するときに、選択的に削除することができます。

たとえば、配管系が構造物に鉛直方向にのみ支持されていて構造物のフレームがモデル化されている場合、これらの2つのシステムはX方向とZ方向には独立しています。解析結果に影響を与えずに、構造物の X方向と Z方向の質量を除くことができます。X方向とZ方向の質量を除くと、解析処理時間が速くなります。