ピッチ&ロールによる相対変位荷重ケース (Load Cases with Pitch and Roll) - CAESAR II - ヘルプ

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
12

オフショアの配管系では、相互接続された2つの異なるプラットフォーム間で、プラットフォームの移動、あるいは相対的な移動がしばしば発生します。これは、FPSO や他の船上配管系が該当します。各影響を受ける拘束に、ピッチ&ロール変位を 接続節点 (CNode) に適用してください。熱変位の境界条件を記述するために使用されている既存の変位ベクトルを使用しないでください。一般に、最大のピッチ&ロール相対変位を記述するために 正 (+) 変位と 負 (-) 変位があります。波浪形状に沿った最大距離から配管系の相対変位量の最も厳しい条件を、プラットフォームの状態として検討してください。D3 と D4 は、2つのピーク ピッチの状態を記述します。D1 は、熱変位です。

L1

W+T1+D1+D3+P1

(OPE)

L2

W+T1+D1+D4+P1

(OPE)

L3

W+P1

(SUS)

L4

L1-L3

(EXP) *

L5

L2-L3

(EXP) *

* 静的解析 - 荷重ケース編集 (Static Analysis - Load Case Editor) の代数和合成方法を使用してください。

ピッチ&ロール荷重を受ける場合、同時に非常に大きな数の変位周期に対する疲労解析を行うことがあります。基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログの 許容応力 (Allowable Stress) エリアで、最初の配管入力から適切な疲労線図を選択します。前の例に以下のケースを追加します。疲労評価用応力 (FAT) の各ピッチ状態のための周期数を入力します。

L6

L1-L3

(FAT)

21000000

L7

L2-L3

(FAT)

21000000

21,000,000 は、配管系の設計寿命中に2,100万回の荷重周期数があることを示しています。1年間、30年間あるいは100年間で発生するような、このような大きな変位量のために、嵐のような寿命期間に発生すると予測される周期数を使用してください。配管系の設計寿命中に起こるであろう嵐のような数によって、この数を乗じてください。