縦型容器をモデル化する場合はボトムからトップへ、横置き容器をモデル化する場合は左から右へとモデル化していきます。圧力に対する板厚を計算したいだけであれば容器全体のモデルを作成する必要はありません。インターフェイスの左側にグリッド表示される Element Data (要素データ) の設定を画面上で見ることができます。
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Inside Diameter (内径) からスタートします。Node Numbers (節点番号) と Element Type (要素の種類) は Element (要素) パネルで指定します。
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要素の基本データ入力の後、Element (要素) ツールバーをクリックし要素データに変更を加えるだけで、要素は次から次へと容易に組み立てられます。
容器を完成させるには、要素ツールバーに順に示されている以下の一連の要素を入力します:
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Shell (円筒胴)
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Elliptical Head (楕円鏡板)
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Torispherical Head (皿形鏡板)
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Spherical Head (半球形鏡板)
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Cone (円錐鏡あるいは円錐胴)
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Welded Flat Head (溶接平鏡板)
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ANSI/Bolted Flange (本体フランジ)
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Skirt (スカート)
容器のモデル化をスカートから開始する場合には縦型容器になります。レグ付きの縦型容器と横置き容器では鏡板から開始してください。
横置き容器や縦型容器で、最初の鏡板の要素が容器に対して適切でない方向にモデル化された場合には、Home (ホーム) タブの Utility (ユーティリティ) パネルにある Flip Element Orientation (要素方向回転) で、方向を修正します。後で、鏡板、本体フランジ、円錐胴が正しい方向に向いていない場合には、Flip Element Orientation (要素方向回転) で方向を修正します。
2番目の要素が追加された後であれば、Tools (ツール) タブの Flip Model Orientation (モデル方向回転) で、モデル全体を縦型や横型に回転します。
From Nodes (From節点) と To Nodes (To節点) は、ソフトウェアで自動的に割り当てられます。節点 10 から開始し、増分 10 としてモデル全体にわたって節点番号が付けられます。最初のセッションでの要素データセットが次の要素に順々に引き継がれます。最後の要素で変更されたすべてのデータが、その後に追加された要素に引き継がれます。表示される要素データは、容器グラフィックスモデルでハイライトされます。
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ハイライトを変更し、関心のある要素データを表示するにはマウスクリックします。
一度に 1つの要素が更新されますが、いくつかの要素を更新する効果的な方法があります。例えば、節点番号 10 から 20 のスカート周溶接継手効率を 0.7 に入力しようとする場合です。ボトムの鏡板をモデル化する際に溶接継手効率が 1.0 に変更されていなければ、この正しくない値は容器モデル全体に引き継がれてしまいます。例えば、節点番号 50 から節点番号 60 などへ引き継がれてしまいます。このような場合には、ボトムの鏡板要素節点番号 20 から 30 へのデータを変更することが最も簡単な方法です。Share (共有) をクリックすれば、節点番号 30 から節点番号 50 までの要素でデータを「共有」できます。いくつかの特定のデータは自動に「共有」されます。例えば、内径などは円錐胴までの接続するすべての要素で変更が自動的に行われます。要素へのいくつかの変更は、容器グラフィックスモデルへは直ちに反映されないこともあります。
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F5 キーを押して、イメージをリフレッシュできます。