Use Eigen solver - PV Elite - Help - Hexagon

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選択すると、固有振動数計算で固有値解析を使います。

構造物の固有振動数は、1つ以上の方法で計算することができます。このオプションを選択しない場合、伝統的によく使われているフリース (Freese) とレーレーリッツ (Rayleigh-Ritz) の解析テクニックが使われます。スカート支持の縦型容器では、この方法は満足のいく結果になります。レグ、ラグなどの中間支持のあるスカートなどスカート/基礎形式でない場合には、この方法は正確な結果を与えてくれません。デフォルトでは、このオプションが選択され、固有値解析になります。

固有値解析の固有振動数は、数値解法で運動方程式の一般解法となります。すなわち、ソフトウェアは次のマトリックス問題を解きます:

[[K] - w2[M]]{a} = {0}

一般的なケースでは n 個の未知変形 ai と 1つの未知パラメータ w2 を持つ n 個の線形代数の右辺がゼロの自由振動系になります。これは固有値問題として知られています。この繰り返し解法では、すべて ai = 0 でなく、{a} のマトリックス係数のデターミナントがゼロとなります。この場合に次のようになります:

abs([[K] - w2[M]) = 0

モデルの剛性マトリックス [K] と質量マトリックス [M] を構築した後で、スカート、ボトムのレグ、サポートラグなどを固定とした適切な境界条件を設定して、ソフトウェアは特に、モーダル解析でのスペクトル応答解析のように、動的問題解法で意味のある振動モードを抽出します。この一般的な固有値解析法を使ってソフトウェアはフリース解法では求められる片持ち梁ではモデル化できない振動モードを正確に抽出することができます。容器の固有振動数は耐風設計規格や耐震設計規格の中で使われます。

選択された耐震設計規格が応答スペクトルを使う場合には、このオプションが選択されていなくてもソフトウェアは自動的に固有値解析を使います。