PV Elite は、次の規格に準拠して熱交換器の解析を行います:
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ASME Section VIII Division 1
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TEMA 1998
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PD 5500
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EN 13445 (現時点では U字管のみ)
ASME Tubesheet (熱交換器管板) 解析の規定は改訂前では Appendix AA に収められていました。2003版で書き換えられて規格本文の Part UHX に移りました。TEMA と PD 5500 の解析手法は最近わずかな変更がなされています。
これまで管板解析は CodeCalc の Component Analysis でのみ行われていました。このコマンドは今でも有効ですが、PV Elite 内での直接的な解析が行えるようになり、数々の利点があります:
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主たるシェルとチャンネルである円筒胴とともにモデル内に管板を統合することができます。
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すべての部品を含めて熱交換器の全重量が計算できます。
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サドルのようなサポートが統合されたモデルで直接解析できますので、すべての重量と荷重を考慮することができます。
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管板レポートが全体のレポートの一部となります。
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ASME 規格では管板、チューブ、伸縮継手および遊動頭を含めて熱交換器の MAWP/MAPnc が計算されます。これらの許容圧力はそれぞれのシェルとチャンネルについて計算されます。それぞれの水圧試験についても計算が可能となりました。
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管板設計規格は入力データのわずかな修正で TEMA と ASME の両方に対応することができます。