Paragraph 4.6.2で定義される風の等速度地図での決められたゾーン、場所の指定された再帰期間において想定される最大平均風速 VR を入力します。
この節に含まれている速度の様々な再帰期間での等速地図は table I.1, Category 2 に相当する平坦な地形にある床面から 10m 高さに対応して、均質な条件での値になります。地図では局所的な地形の粗さ特性やサイトの特殊な地形を考慮していません。そのため、3秒突風に関連して、沿岸部でのハリケーンなどの可能性も考慮しなければなりません。
地域的な風速 VR は建物のサイトの地理的条件などを考慮して決定されます。
Figures I.1 から I.4 では等速地域地図が示されており、200年、560年と 10年の再帰期間に対応しています。
Para. 4.3 に従って構造物の重要度で耐風設計の考慮すべき再帰期間が決まります。これより、Structure Class (構造クラス) のグループ A、B、C がそれぞれ再帰期間 200年、50年と 5年に対応します。地域的な風速を得るには、建物の属するグループに対応する再帰発生周期からこの図で個別に見出すことができます。 アユーダデデセノ (Ayudas de diseño) からトモ (Tomo III) までは主要な都市として地図に示されていて、再帰期間に対応する風速を求めることができます。