PV Elite は、圧力容器と熱交換器の設計と解析、供用適性評価を行う 19 のモジュールから構成されています。このソフトウェアは、機械系のエンジニアに使いやすい、技術的に整合性のとれた、充実したドキュメンテーションを提供します。計算書では詳細な計算式と、容器設計、レーティング、供用適合性を迅速に、かつ容易に行うことができるような補足的なコメントが含まれています。PV Elite の高い評判は開発とエンジニアリングにおいて Intergraph CADWorx and Analysis Solutions が優れた専門性を有しており、充実したサービスと高い品質を提供しているからにほかなりません。
PV Eliteによる計算は、ASME ボイラーと圧力容器規格 (ASME Boiler and Pressure Vessel Code) のような米国規格の最新版に対応しているばかりでなく、横置き容器の Zick の解析のような業界標準にも基づいています。PV Eliteは抜群の使いやすさによって、設計と設計評価の双方で素晴らしい改善をもたらします。
PV Elite の機能は次のとおりです:
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グラフィカル ユーザーインターフェースにより、モデルに多くの情報を追加することができます。
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横置きと縦置き容器では、円筒胴、円錐胴、胴フランジばかりでなく、楕円、皿形、半球型、円錐型、平型の鏡板をモデル化することができます。
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横置き容器ではサドルサポートをモデル化できます。
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縦型容器のどの位置にも、レグとスカートをモデル化できます。
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オンラインヘルプが充実しています。
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ノズル、ラグ、リング、断熱材、パッキング、ライニングなどの詳細から容器の重量計算をします。
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ASME Section VIII Division 1 と 2、PD 5500、EN 13445 に従って内圧、外圧に対する板厚計算ができます。
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外圧に対する補強リングの計算が可能です。
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風荷重と地震荷重は、アメリカ土木学会規格 ASCE (American Society of Civil Engineers) のUBC (Uniform Building Code)、カナダ建築規格 [National (Canadian) Building Code]、インド規格、英国規格、メキシコ規格、オーストラリア規格、欧州規格などに対応しています。
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ユーザー定義の単位系を用いることができます。
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圧力容器の荷重は圧力による荷重、自重、活荷重を、据え付け状態、運転状態、水圧試験状態に応じて、それぞれ組み合わせて検討することもできます。
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圧力と構造荷重を満足する板厚の自動計算機能があり、外圧に対する規定にのっとった補強リングの計算があります。
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荷重の評価を引つ張り応力と圧縮応力のそれぞれの許容値との比率によって行うことができます。
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ノズル、フランジ、ベースリングの詳細解析が可能です。
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3つの設計規格に応じた材料データベースを用意しています。
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部品ライブラリーとして配管径と肉厚、ANSI B16.5 フランジ圧力温度基準、AISC、英国、インド、日本、韓国、オーストラリア、南アフリカの構造材の断面形状特性データベースを保有しています。
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解析結果のレポートは各ページに見出しを持っています。コメントと補足を出力のいずれの個所にも追加することができます。