CodeCalc は、圧力容器と熱交換器の設計と解析、供用適性評価を行う 20 のモジュールから構成されています。このソフトウェアは、機械系のエンジニアに使いやすい、技術的に整合性のとれた、充実したドキュメンテーションを提供します。計算書では詳細な計算式と、容器設計、レーティング、供用適合性を迅速に、かつ容易に行うことができるような補足的なコメントが含まれています。CodeCalc の高い評判は開発とエンジニアリングにおいて Intergraph が優れた専門性を有しており、充実したサービスと高い品質を提供しているからにほかなりません。
CodeCalc による計算は、ASME ボイラーと圧力容器規格 (ASME Boiler and Pressure Vessel Code) のような米国規格の最新版に対応しているばかりでなく、横置き容器の Zick の解析のような業界標準にも基づいています。CodeCalc は抜群の使いやすさによって、設計と設計評価の双方で素晴らしい改善をもたらします。
CodeCalc の機能は次のとおりです:
-
オンラインヘルプが充実しています。
-
圧力容器全体を 1つのファイルに定義でき、複数の解析ファイルを管理できます。
-
メトリックや SI 単位系を含め、ユーザの単位システムを定義できます。内部的には、English 単位で統一されており、ASME 規格要求に対して整合性が保証されます。
-
3,000 を超える温度依存の許容応力を含む材料ライブラリと、67 の外圧チャートを用意しています。データベースに材料を追加することもできます。
-
部品ライブラリとして、すべての標準管サイズに対して外径と厚さ、ANSI B16.5 フランジ継手の圧力温度基準、AISC 梁断面特性を用意しています。
-
圧力容器と熱交換器のすべての部品評価に関する要約を提供しています。要約には、設計圧力、温度、材料、最大許容運転圧力 (MAWP) がそれぞれの部品で表示されます。
-
解析結果のレポートは各ページに見出しを持っています。コメントと補足を出力のいずれの個所にも追加することができます。解析結果はハードディスクに保存され、テキストあるいは Microsoft Word のファイル書式にエクスポートすることができるため、変更管理が容易にできます。
-
操作上の充実したガイド、チュートリアル、多くの例題が用意されていますので、初心者と上級者ともに高品質のドキュメントを得ることができます。
-
すべてのモジュールで部品はスケーリングされ、寸法線のある表示になります。グラフィックスは直接印刷することができます。
-
対話型の計算によって、入力画面上で設計の最適化ができます。
-
ほとんどの ASME Section VIII Div.1 規格の例題を用意しています。また、いくつかの公開された例題も用意されています。
-
マージとインポート機能によって、異なる CodeCalc モジュールあるいは PV Elite からのデータ共有を迅速に誤りなく行うことができます。
-
自動保存によって設定時間ごとにファイルを保存することができます。