Nozzles は必要厚さの計算と圧力容器の胴あるいは鏡に取りついたノズルの面積補償計算を行い、胴、ノズル、あるいはオプションとしての補強板の有効な面積とこの面積を比較します。また、ソフトウェアはノズルの溶接継手の破断に対する強度を計算します。Nozzles は 2013 年版の ASME Code, Section VIII, Division 1, Paragraph UG-37 から UG-45 に基づいています。計算の手順は Figure UG-37.1 に基づいています。ソフトウェアは、次に示す容器部品について内径基準で補強された条件での必要厚さを計算します:
部品 |
規格参照条項 |
UW-37 による制限 |
Cylinder (円筒胴) |
UG-27 (c) (1) |
なし |
Elliptical Head (楕円鏡板) |
UG-32 (d) (1) |
0.8D 内の同心ノズル |
Torispherical Head (皿形鏡板) |
UG-32 (e) (1) |
球形部分にあるノズル |
Spherical Head or Shell (球形鏡と胴) |
UG-27 (d) (3) |
なし |
Conical (円錐) |
UG-27 (g) |
なし |
ソフトウェアは、ヒルサイドあるいは接線ノズルなどオフセットされた直交軸からかなりずれた角度のノズルの評価を行うことができます。
Nozzles は内部の腐れ代を考慮することができます。実際の厚さと腐れ代を入力すると、ソフトウェアは厚さと径を調節し腐れ代を考慮して計算を行います。Nozzles はノズルに対して UCS-66 の MDMT 計算も行います。