PCF_SIF_MAP.TXT ファイルでは、ティーやオーレットの交差部に適用する CAESAR II SIF データを定義します。また、いくつかの SIF キーワードも提供します。
応力集中係数 (SIF) は、PCF COMPONENT-ATTRIBUTE ごとには定義されず、PCF 内でのほかの定義にもありません。インポートする PCF コンポーネントの応力集中係数 (Stress Intensification Factor) 設定を調整するために、CAESAR II は PCF_SIF_MAP.TXT マッピングファイルを提供します。
このファイルには次の 5つの項目が定義されています:
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SKEYS - PCF コンポーネントは、SKEYS を用いて、一般的なコンポーネントグループのどのサブタイプかを示します。
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CAESAR II SIF TYPE - 下図の CAESAR II SIF TYPE で示す通り、CAESAR II で用いる SIF の種類番号を設定します。
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PAD=X.X UNITS - (オプション) 適用する単位を含めて SIF パッド厚さを設定します (例: PAD=10 MM)。
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Ii=X.XX - (オプション) コンポーネントの面内 SIF を設定します。これは乗数で、単位は必要ありません (例: Ii=1.23)。
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Io=X.XX - (オプション) コンポーネントの面外 SIF を設定します。This is
上記の例のように TERF SKEY を関連する補強の種類 (reinforced type) に適用すると、PCF_RES_MAP.TXT ファイルでは次のように定義されます:
TERF 1 PAD=10 MM Ii=1.23 Io=2.34
PCF コンポーネントごとに SKEY を定義します。たとえば、SUPPORT コンポーネントは PCF 拘束マッピング (PCF Restraint Mapping) の図に示されている SKEY の 01HG に指定します。この場合、通常、分岐タイプを示す (CROSS, OLET) 文字と端部形式 (end type) を示す 4文字になります。PCF メニューコマンドで SKEY をこのマッピングファイルにある定義に一致させます。SKEY がこのファイルにない場合、追加してください。
PCF_SIF_MAP.TXT ファイルを修正するには
このファイルは CAESAR II System フォルダーにあります。
このステップでは、PCF メニューコマンドを利用することを強く推奨します。
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メモ帳 (Notepad) のようなテキストエディタで PCF_SIF_MAP.TXT ファイルを開きます。
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SIF の定義を修正します。
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ファイルを保存して、閉じます。