開始点/終了点要素 (From/To End Mesh) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

要素の From または To 端に細かい要素分割が必要であることを示します。

1つの長い要素がある場合、適切に土荷重を分配するため、さらに細かい要素に分割する必要があります。ソフトウェアは、この分割を自動的に行います。特定の要素端が水平方向の変位を受ける場合、軸方向の変位を受けるだけの要素よりも細かく要素分割する必要があります。

軸方向の変形端は、仮想の固定点 (anchor) 長さにとられます。

要素端がベンドの時には、常に要素両端は軸直角変位を受けます。この場合、ソフトウェアは自動的に細かいメッシュでベンド前後の要素を分割します。その他のすべての部分では、ユーザーが細かい要素に分割すべき箇所を指定してください。その個所は次のとおりです:

  • 1 - 継手の箇所

  • 2 - 地盤から出る箇所および入る箇所

  • 3 - ベンド以外で方向の変わる箇所

あまりに多くの細かい要素分割を行うと、解を得ることができなくなるかもしれないことに注意してください。一方、非常に粗い分割でも正しい結果を得ることができません。このように不確かな場合には、適切なボックスにチェックを入れてください。

次の例題を検討します:

CAESAR II は、節点5 の端部から細かい要素分割を行います。これは節点5 から地盤に入り、ここでは幾分かの変形が生じるからです。ソフトウェアはベンド部に自動的に細かい要素を置きますので、FROM END MESH/TO END MESH ボックスをチェックして、10-15 の要素はチェックがされていないことを確認してください。細かい要素は継手節点20 を構成する要素に置かれます。最終的には、細かい要素は節点35 と 30 の終端にも置かれます。