荷重サイクル数 (Load Cycles) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

熱膨張 (EXP) または疲労 (FAT) 応力タイプを用いた荷重ケースに対するシステムでのこの荷重の想定回数を示します。通常、値は数千以上になります。

ソフトウェアは 荷重サイクル数 (Load Cycles) を使って、材料の疲労線図か、あるいは 繰り返し応力範囲低減係数 F1, F2, ... F9 (EXP 荷重ケース). から許容応力を決定します。荷重サイクル数 (Load Cycles) から計算された値で F1, F2, ... F9 で設定された値を上書きします。

値が設定されていない場合、ソフトウェアはモデルに低減はなく 荷重サイクル数 (Load Cycles) 7000回に対するデフォルト値を使います。これは、繰り返し応力範囲の低減係数 F1, F2, ... F9 の設定された値 1.0 と同じです。

  • 静的なケースでは、ソフトウェアは全振幅で応力を計算します。

  • 動的なケースでは、ソフトウェアは全応力範囲の振幅の半分の範囲、すなわち片振幅で応力を計算します。

B31.1 のみ

B31.1 では、膨張 (EXP) 応力タイプの荷重ケースで 荷重サイクル数 Load Cycles) を 1.0 として、繰り返しのない拘束点の移動に伴う応力範囲とすることができます。この場合、ソフトウェアは B31.1規格にしたがって、許容応力範囲の値 Sa を特別な繰り返しのない許容応力計算で置き換えます。ソフトウェアは変位応力範囲 Se の計算を続けます。