10パーセント法 (Ten Percent Method) - CAESAR II - ヘルプ

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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

この方法は原子力規制ガイドライン (USNRC Regulatory Guide 1.92) で定義されています。10%法はグルーピング法と似ています。類似の (接近) 振動数を持つ振動モードでは完全に相関を持ち、広く離れた振動数を持つ振動モードは相関関係がないとします。グルーピング法はグループ内 (10%以内の幅) の相関のみを考慮しています。10%法は対象とするモードの 10%以内での相関、実質的には 20%の幅 (10%の上側値、10%の下側) で相関をとっています。システムの全応答は次のようにして計算されます。

ここで:

Ri, Rj = ith と jth モードの要素の応答のピーク値で、i と j モードはお互いに 10%範囲にあるとします。

10%というグループを定義する数値は、接近振動モード基準/時刻歴刻み (Closely Spaced Mode Criteria/Time History Time Step) (ms) パラメータで変更することができます。