例 1
El Centro 地震波を用いて X および Z方向に係数1.0、Y方向に係数 0.667 で設定して解析する必要があるとします。
この場合、スペクトルの定義は必要ありません。El Centro のスペクトルはすでに定義されています。すべてのデータは CAESAR II の衝撃荷重データベースにすでに登録済みです。
例 2
原子力規制ガイドライン (Nuclear Regulatory Guide 1.60) の衝撃荷重を用いて解析する必要があるとします。最大加速度 0.25g では、ガイドラインに沿って水平方向、および鉛直方向に 1.0倍のスケールで設定して解析を実行します。
水平、垂直いずれの場合においても、スペクトルの定義は必要ありません。規制ガイド 1.60 の衝撃スペクトルは定義済みです。ユーザーは Control Parameters タブ で最大加速度 (ZPA) を 0.25g で解析することを指定し、規制ガイドの配管系に対応した減衰定数を指定するだけです。小さな減衰定数を用いると、安全側の結果をもたらします。
例 3
顧客が作成したサイトの衝撃スペクトルを用いて解析する必要があるとします。この場合のスペクトルは次のとおりです。水平軸が周期、垂直軸が加速度です。それぞれ軸からの変動は対数補間で得ることができます。衝撃スペクトル名の先頭には (#) 記号がないため、スペクトルは定義されておらず、ユーザーが手動でスペクトルデータを入力する必要があります。このファイルを示すスペクトル定義の入力は次のようになります:
名前 (Name) |
範囲の種類 (Range Type) |
縦軸 (Ordinate Type) |
横軸の補間 (Range Interpol) |
縦軸の補間 (Ordinate Interpol) |
---|---|---|---|---|
BENCHNO4 |
PERIOD |
ACCELERATION |
LOG |
LOG |
例 4
あるプロジェクトのすべての解析で、次のようなスペクトルテーブルを用いる必要があるとします。スペクトルデータを現在のフォルダーにアスキーファイル名 BENCH1 として入力します。ファイルは標準的なテキストエディタで作成できます。このファイルを示すスペクトル定義の入力は次のようになります:
名前 (Name) |
範囲の種類 (Range Type) |
縦軸 (Ordinate Type) |
横軸の補間 (Range Interpol) |
縦軸の補間 (Ordinate Interpol) |
---|---|---|---|---|
#BENCH1 |
PERIOD |
ACCELERATION |
LOG |
LOG |
アスキーファイル "BENCH1" の内容:
* SPECTRUM FOR NUCLEAR BENCHMARK NO.1. THIS SPECTRUM IS
* TO BE USED FOR ALL LINES ON PROJECT 1-130023-A03.
* FILENAME = "BENCH1"
* RANGE TYPE = PERIOD (SECONDS)
* ORDINATE TYPE = ACCELERATION (IN./SEC./SEC.)
* INTERPOLATION FOR BOTH AXES = LOGARITHMIC.
PERIOD(SEC) |
ACCELERATION(IN/SEC/SEC) |
0.1698E-02 |
0.1450E+03 |
0.2800E-01 |
0.3800E+03 |
0.5800E-01 |
0.7750E+03 |
0.7100E-01 |
0.7750E+03 |
0.9100E-01 |
0.4400E+03 |
0.1140E+00 |
0.1188E+04 |
0.1410E+00 |
0.1188E+04 |
0.1720E+00 |
0.7000E+03 |
0.2000E+00 |
0.8710E+03 |
0.8710E+03 |
0.2500E+00 |
0.3230E+00 |
0.4000E+03 |