F1, F2, ... F9 - CAESAR II - ヘルプ

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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

ほとんどの配管規格で規定する繰り返し応力範囲低減係数を入力します。

  • いくつかの配管規格では、繰り返し応力範囲低減係数を示す用語は異なっています。

  • 複数セットの温度サイクルがあり、温度サイクル数が大きい場合には、組み合わせ寿命サイクル数の計算は適用規格に従います。

  • 特に指定しない限り、値が入力されていない場合、ソフトウェアは 1.0 の値を仮定します。

  • 適用配管規格では、繰り返し応力範囲低減係数の代わりに、数千回あるいはそれ以上の繰り返し回数も設定することもできます。ソフトウェアは繰り返し応力範囲低減係数を配管規格に準拠して計算します。

B31.1

応力範囲低減係数は式 1c から算出されます。

B31.3, B31.3 Chapter IX

Fig 302.3.5 に対応する式 1c から応力範囲低減係数を計算します。B31.3 の場合、ある条件を満たせば、応力範囲低減係数は 1.0 を超える ことができます。

B31.4, B31.4 Chapter XI

Section 403.3.2 の式から疲労係数を計算します。疲労係数は 1.2 以下にしてください。

B31.4 Chapter IX

使用しません。

B31.8

規格 Section 833.8(b) の式から応力範囲低減係数を計算します。

B31.8 CHAPTER VIII

使用しません。

B31.9

詳細な応力解析の内容は、B31.1 を参照します。詳細は、Paragraph 919.4.1.b を参照してください。

CODETI

規格の U に相当します。

NORWEGIAN

規格の fr に相当します。2.34 が最大です。

DNV

運転温度での引っ張り強さです。

CAN Z662

F1 = L - Table 4.2 から得られる位置の係数です。

F2 = T - Table 4.4 から得られる温度低減係数です。

F1 = L の場合:

適用

クラス 1

クラス 2

クラス 3

クラス 4

Gas (非酸) および HVP (非酸)

一般

1.000

0.900

0.700

0.550

保護された横断部

1.000

0.900

0.700

0.550

道路

0.750

0.625

0.625

0.500

鉄道

0.625

0.625

0.625

0.500

0.625

0.625

0.625

0.500

その他

0.750

0.750

0.625

0.500

CO2 (非酸)

一般

1.000

0.800

0.800

0.800

保護された横断部

1.000

0.800

0.800

0.800

道路

0.800

0.800

0.800

0.800

鉄道

0.625

0.625

0.625

0.625

駅およびターミナル

0.800

0.800

0.800

0.800

その他

0.800

0.800

0.800

0.800

LVP (Low Vapor Pressure:低蒸気圧)多相(非酸)、LVP液化および疑似液化炭化水素(低可燃性)、LVP油田水

保護されていない鉄道横断部

0.625

0.625

0.625

0.625

その他

1.000

1.000

1.000

1.000

Class 1 - 未開発地域、人が居住する10以下の施設地域

Class 2 - 以下に示す 1つ以上を有する地域

  • 11人から 45人が居住する施設

  • 20人から 120人が専有している建築物

  • 20人から 120人が専有している狭い明確に決められた野外設備敷地

  • パイプラインからの漏洩により危険、あるいは有害な環境になりうる産業用設備のある敷地

Class 3 - 以下に示す 1つ以上を有する地域:

  • 46人以上が居住する施設

  • 病院、刑務所、デイケアなど速やかな避難の困難な施設

  • 120人以上が専有している建築物

  • 120人以上が専有している狭い明確に決められた野外設備敷地

Class 4 - 居住用で 4階以上の建物があるエリア

F2 = T の場合:

温度

低減係数 T

120 (C) まで

1.00

150

0.97

180

0.93

200

0.91

230

0.87

F3 から F9 は使用しません。

CAN Z662 Chapter 11

F1 - 使用しません。

F2 = T - Table 4.4 から得られる温度低減係数

F3 = - Table 11.1, column A から得られる Condition A の FA 設計係数

F4 = - Table 11.1, column B から得られる Condition B の FB 設計係数

F5 から F9 は使用しません。

BS 806

設計温度における設計寿命での平均応力。F1, F2, ... F9 は対応する最大 9つの温度状態。

FDBR

B31.1と同様に、熱膨張係数を 温度 (Temperature) に設定しなければ、ソフトウェアは EHn を計算できません。この場合、Fac の値を1.0とし、F1, F2, ... F9 をそれぞれの 温度 (Temperature) ケースに対して (f * EHn/EC) として設定します。ここで、EHn は運転時の熱間縦弾性係数、EC は冷間時の縦弾性係数です。

SWEDISH METHOD 1

運転温度でのクリープ破断強度です。この値は 9つの温度状態に対応しています。

STOOMWEZEN

クリープに関連した材料特性で、次のとおりです:

  • F1 = Rrg - 運転温度における 100,000時間後に 1%永久ひずみを生じる平均クリープ応力 (vm)

  • F2 = Rmg - 運転温度における 100,000時間後に破断を生じる平均クリープ引っ張り応力 (vm)

  • F3 = Rmmin - 運転温度における 100,000時間後に破断を生じる最小クリープ引っ張り応力 (vm)

BS 7159

疲労係数 Kn です。他の規格と比較すると逆数になります。したがって、1.0 より大きくなります。Kn は次のようになります:

Kn = 1 + 0.25(As/sn) (log10(n) - 3)

ここで:

As = 疲労サイクルの応力範囲

σn = 疲労サイクルの最大応力

n = 設計寿命での応力サイクル数

UKOOA

UKOOA の理想化された許容応力包絡材料比率 r です。この比は下図に示すとおり sa(0:1)/sa(2:1) と定義されます。運転荷重ケースに対して 1つの値を入力します。

IGE/TD/12

引っ張り強さ UTS です。

EN-13480

Table 12.1.3-1 (上に示す B31.1 の表) 、あるいは式 12.1.3-4 の応力範囲低減係数 U です。

GPTC/Z380

使用しません。

PD-8010 (Part 1 & Part 2)

使用しません。

ISO 14692

F は異なる使い方をします。ISO 14692 の Reference を参照してください。

HPGSL

設計温度での応力範囲低減係数です。

JPI

設計温度での応力範囲低減係数です。