Reduced Intersection (異径継手) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

異径継手の規定を設定します。次のいずれかのオプションを選択します:

B31.1 (Pre 1980) - B31.1(1980以前)

B31.1 1980年版以前の異径継手の規定を使用します。この規定では、異径ブランチに対して別の SIF は定義していませんでした。ブランチの応力集中係数は、ブランチ-ヘッダーの径比にかかわらずヘッダーの応力集中係数と同じ値となります。

B31.1 (Post 1980) - B31.1 (1980以降)

B31.1 1980年版以降の異径継手の規定を使用します。1980年から1989年の B31.1 では異径の応力集中係数は不必要に大きい SIF を用いていました。これは、解釈上の誤りでした。(WRC329 に従っていました。) このため、多くの解析者は 1980年版以前の B31.1 SIF 計算を選択していました。CAESAR  II は、B31.1 Reduced Z Fix (B31.1異径Z修正) を True に設定して(デフォルト設定)、自動的にこの誤りを修正していました。ユーザーは、CAESAR  II の環境設定におけるこのフラグで B31.1 解釈の設定を変えることができます。新規ジョブのデフォルトは、B31.1(Post 1980) であり、B31.1 Reduced Z Fix True に設定されています。

No RFT/WLT in Reduced Fitting SIFs (異径継手のSIFとRFT/WLTの判別) オプションも、異径継手の SIF の計算に影響を与えます。

WRC 329

異径継手に対する WRC329 の推奨事項を指定します。異径継手は d/D の比が 0.975 未満であるときに適用できます。WRC 329 の推奨事項はいくつかの例ではかなり保守的な結果となり、他の場合では保守的ではない結果になります。すべてのケースに対して WRC 329 の値は規格値と比べればより正確で、規格の意図に沿っているでしょう。

配管規格に対して影響を与える環境設定 (The Effect of Configuration Settings on Piping Code Calculations) の WRC 329 を参照してください。

ASME Sect. III

1985年版の ASME Section III NC および ND 異径継手の規定を使用します。

Schneider

シュナイダーの異径継手応力集中係数を使用します。これは Use Schneider (シュナイダーを使用) オプションと同じ機能です。

B31J SIF とたわみの適用 (Apply B31J SIFs and Flexibilities) により B31J が適用可能な場合、ソフトウェアはこの環境設定オプションを無視します。