ポンプ真上にある 8インチチェッキ弁の 6インチバイパスに戻ります。溶接ティーの節点10 と 25 は 6インチ配管要素をモデル化するときは異径ティーになります。節点10 からバイパスラインのモデル化を始めて 600番台の節点番号で要素を作成します。
節点10-605 配管要素 (Node 10-605 Pipe Element)
バイパスの最初の要素は異径ティーで節点10 から水平配管と鉛直配管の交点 (節点605) になります。要素長さは 2フィートです。 |
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ナビゲーションツール (Navigation Tools) ツールバーの 継続 (Continue) をクリックします。
To節点は 40 、From節点は 45 と表示されます。ソフトウェアは最後に作成した節点番号を使ってモデル化を続けるであろうと予測して表示しています。
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From節点ボックスに 10、To節点ボックスに 605 を入力します。
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DX ボックスに -2- を入力します。ソフトウェアは要素長さを 8インチラインの中心から 6インチラインの中心までの要素長さとします。
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外径 (Diameter) ボックスに 6 を入力し、公称管サイズを 6インチとします。
ソフトウェアは公称値を実際の外径 (OD) の 6.6250インチに置き換えます。
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肉厚 (Wt/Sch) ボックスにスタンダート厚さとして S と入力します。
ソフトウェアは S を実際の管厚さである 0.2800インチに置き換えます。
節点605 エルボ (Node 605 Elbow)
節点605 でバイパスの最初の90度エルボを定義します。節点605 でバイパスの最初の 90度エルボを定義します。 |
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ベンド (Bend) チェックボックスをダブルクリックして、右側に ベンド (Bends) タブを表示します。
ソフトウェアは 6インチラインのロングエルボ (半径が公称径の1.5倍) をエルボのニアエンドとして節点603 (角度 2 (Angle 2) は 0.000)、ミッドポイントとして節点604 (角度 1 (Angle 1) は M) を作成し、節点605 をエルボのファーエンドとして変更します。
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種類(Type) リストから 1 -片フランジ継手 (1 -Single Flange) を選択します。
前のエルボと同様に、次の配管要素が作成されるまでエルボは表示されません。
バイパスのエルボはゲート弁に近いフランジ接合になっています。フランジは補強リングのように働き、エルボのたわみ性を低下させます。フランジ付きエルボのこのような特性は、エルボのたわみ係数と応力集中係数を修正するように配管規格で規定されています。
節点605-610 配管要素 (Node 605-610 Pipe Element)
この短管要素はエルボ (節点605) のファーエンドからバイパスのゲート弁開始 (節点610) までになります。 |
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ナビゲーションツール (Navigation Tools) ツールバーの 継続 (Continue) をクリックします。
To節点に 610、From節点に 605 と表示されます。
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DY ボックスに 9 と入力して要素の長さを 9インチとします。
水平エルボと新規の水平配管要素が表示されます。
9インチ長さはベンドのファーエンドの節点610 までです。節点605 と 610 の位置は一致します。ゼロ長さの要素を避けるため、ソフトウェアはベント半径の 1% に相当する 0.45インチの短い要素を付け加えます。
ツール (Tools) > 環境設定 (Configure/Setup) の Bend Length Attachment Percent (ベンド長さ付属パーセント) で数値を変更することにより、デフォルトの 1%長さの短い要素を変更することができます。
節点610-615 ゲート弁 (Node 610-615 Gate Valve)
この要素は 6インチ クラス 50-psi のフランジタイプ ゲート弁です。 |
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ナビゲーションツール (Navigation Tools) ツールバーの 継続 (Continue) をクリックします。
To節点に 615、From節点に 610 と表示されます。
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入力ツール (Input Tools) ツールバーの 弁とフランジ継手データベース (Valve/Flange Database) をクリックします。
弁とフランジ継手のデータベース (Valve and Flange Database) ダイアログが表示されます。
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剛体の種類 (Rigid Type) リストから GATE を選択し、端部タイプ (End Type) リストから FLG を選択して、OK をクリックします。
クラス 150 ポンドのフランジタイプ ゲート弁が表示されます。
ソフトウェアは 基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログにバルブデータを追加します。DY 方向の長さが 1フィート 5.750インチです。剛体 (Rigid) が選択され、バルブとフランジの重量は 225.000 と 剛体 (Rigids) タブに表示されます。ソフトウェアはこれらの値を解析で用います。
弁とフランジ継手のデータベース (Valve and Flange Database) ダイアログで 端部タイプ (End Type) リストから NOFLG を選択すると、接続するフランジの重量と面間を含まないで解析できます。
節点615-620 配管要素と節点620 エルボ (Node 615-620 Pipe Element and Node 620 Elbow)
この要素はゲート弁の終端 (節点615) から上部水平配管と鉛直配管の中心線の交点 (節点620) までです。 節点615 から節点620 までの Y方向の長さは、節点620 が溶接ティー節点25 と同じ高さにあることからわかります。 |
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入力ツール (Input Tools) ツールバーの 距離 (Distance) をクリックします。
距離 (Distance) ダイアログが表示されます。
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要素節点間 (Between Element Nodes) と To と From 節点間 (To and From Nodes) を選択して、節点として 615 と 25 を入力します。次に 計算 (Calculate) をクリックします。
DY の距離が 1' 3" と表示されます。
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ナビゲーションツール (Navigation Tools) ツールバーの 継続 (Continue) をクリックします。
To節点に 620、From節点に 615 と表示されます。
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DY ボックスに 15 と入力して要素の長さを 1フィート 3インチとします。
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ベンド (Bend) チェックボックスをダブルクリックして、右側に ベンド (Bends) タブを表示します。
ソフトウェアは 6インチラインのロングエルボ (半径が公称径の1.5倍) をエルボのニアエンドとして節点618 (角度 2 (Angle 2) は 0.000))、ミッドポイントとして節点619 (角度 1 (Angle 1) は M) を作成し、節点620 をエルボのファーエンドとして変更します。
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種類(Type) リストから 1 -片フランジ継手 (1 -Single Flange) を選択します。
前のエルボと同様に、次の配管要素が作成されるまでエルボは表示されません。
節点620-25 バイパスループを閉じる配管要素 (Node 620-25 Pipe Element Closing the Bypass Loop)
この要素はバイパスの上部にあるエルボのファーエンドから節点25 の異径ティーまでです。6インチ配管から 8インチ配管に戻り、バイパスループが閉じられます。 |
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ナビゲーションツール (Navigation Tools) ツールバーの 継続 (Continue) をクリックします。
To節点に 625、From節点に 620 と表示されます。
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To節点ボックスに 25 を入力します。
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入力ツール(Input Tools) ツールバーの 閉ループ (Close Loop) をクリックします。
ソフトウェアは要素を作成し、DX ボックスに長さ 2 ft. を表示します。
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モデルを保存するために 上書き保存 (Save) または ファイル (File) > 保存 (Save) をクリックします。
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距離 (Distance) をクリックします。要素節点間 (Between Element Nodes) を選択して、ボックスに 5 (1番目の要素) および 40 (最後の要素) を入力し、計算 (Calculate) をクリックします。結果 (Results) には長さが 26' 8 3/8" と表示されるはずです。チュートリアル B での比較に使用するため、この値を書き留めておきます。
モデルが完成しました!