WRC 107 - CAESAR II - Reference Data

CAESAR II アプリケーション ガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
Search by Category
Reference Data
CAESAR II Version
13

次の例題は、WRC 107 と ASME Section VIII, Division 2 規格を用いた、容器ノズルの局部応力解析をわかりやすく説明しています。

WRC 107 Bulletin (WRC107協会報告) が、外荷重が作用する容器の局部応力計算に適用可能かどうかは、形状パラメータで判断します:

D = 120.0 in., T = 0.625 in., d = 12.75 in., t = 0.375 in.

d / D = 0.10625 < 0.33

Dm/ T = (D-T) /T = 191 > 50

この例題では、両方の条件を満たしています。 WRC 107 の計算用入力データの作成を始めます。 WRC 107 の計算手順で最も重要なことは、CAESAR II の全体座標系と WRC 107 の局所座標系の関係を正しく識別することにあります。 CAESAR II では、この変換を自動的に行います。 しかしながら、ユーザーは容器の長手方向ベクトルとノズルの軸方向ベクトルを入力する必要があります。 次の図は容器とノズルの方向ベクトルの定義を示しています。