ベンドの定義 (Bend Definition) - CAESAR II - Reference Data

CAESAR II アプリケーション ガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

ベンド要素は、ベンドに入る要素とベンドから出る要素の 2つで定義されます。 ベンド曲率は物理的ベンドに入る要素の節点 To に持っています。

ベンドから出る要素の入力は、ベンドに入る要素の直後にされなければなりません。 ベンド角は、これらの2つの要素で定義されます。 ベンド半径のデフォルトは、公称径の 1.5倍で、これはロングラディアス (LR) に相当しますが、他の値に変更もできます。 ベンドを指定すると自動的に他の中間節点が作成されます。これらの中間節点は、ベンドの 0度の位置と、中間 (M) の位置に作成されます。

ベンドに入る要素の接点 To の応力と変位は、 形状としてベンドの遠い側の溶接点 (FAR点) における値です。 FAR点とは、ベンドの溶接線での位置に等しく、ベンドを出る直線要素の直前の節点です。 ベンドの0度位置は溶接線で、 ベンドに入る直線要素と隣り合っています。

要素の From 節点はベンドの 0度の位置にありますが、0度での節点は作成されません。 DXDYDZ で要素の長さが指定されると、それは以下の式になります:

R tan (b / 2)

ここで、b はベンド角で、R はベンド半径になります。

角度 (Angle) 節点 (Node) で定義された節点は、ベンド曲率の与えられた角度に置かれます。 角度は NEAR点からゼロ度で始まり、FAR点に向かうb 度方向へ進みます。 角度は常に「度」で入力します。文字 M を入力すると、ベンドの中点となります。

ベンド曲率上の節点は、 ツール > 環境設定 (Tools > Configure/Setup) コマンドの Geometry (形状)カテゴリにおいて Minimum Angle to Adjacent Bend (隣接するベンドの最小角度) で指定した角度より接近して置くことはできません。 このことは、ベンド曲率上の節点とベンドの NEAR または FAR点との間に空間があることを意味しています。

最小と最大のベンド角は、ツール > 環境設定 (Tools > Configure Setup) コマンド Geometry (形状)カテゴリで指定した Minimum Allowable Bend Angle (隣接するベンドの最小角度) および Maximum Allowable Bend Angle* になります。