基本的な構文:
<EXECUTE Criteria='expression'>
<!-- processing instructions -->
</EXECUTE>
PIPELINE、COMPONENT、INFORMATION、MATERIAL、JOINT エレメントに複数の EXECUTE ステートメントを含めることができます。GED 機能は、各 EXECUTE ステートメントごとにそれぞれ評価を行います。Criteria 式が存在する場合、評価は条件式が True であるという条件付きになります。
Criteria 式はマクロ、VBスクリプト、関数で構成されます。たとえば、次の EXECUTE ステートメントはパイプコンポーネントにのみ評価されます:
<EXECUTE Criteria = "'$M.ComponentType$' = 'Pipe'">
マクロ $M.ComponentType$ は現在のアイテムで評価され、ComponentType 属性の値が挿入されます。たとえば、フランジで式を次のように評価します:
'Flange' = 'Pipe'
これは False であるため、EXECUTE ステートメントでのコマンドは評価されません。
次の EXECUTE ステートメントは、コンポーネントの ItemCode 属性 に文字列 ABC が含まれていて、かつコンポーネントがウェルドネックフランジの場合にのみ評価されます。
<EXECUTE Criteria = "Instr(1,'$M.ItemCode$','ABC')>0 AND '$M.ComponentType$' = 'Flange-Weld-Neck'">
関数 Instr は標準の VBスクリプト関数で、2つ目の文字列 (ABC) が最初の文字列 (現在のコンポーネントの ItemCode) に見つかれば、 ゼロより大きな値を返します。
Microsoft社のウェブサイトで、VBスクリプトのドキュメントやその他バックグラウンドの情報にアクセスできます。
Criteria 式を含まない EXECUTE ステートメントは常に実行されます。
Criteria 式の使用は SQL ステートメントが POD の各コンポーネントで評価される場合に大変効率的です。これは Criteria 式が SQL ステートメントを関連するコンポーネントでのみ実行されるようにするためです。数百のコンポーネントがある配管ラインで、そのうちのいくつかだけを対象としたい場合、これは大変有効です。